なかなか落ち着かないコロナ禍ですが・・今年はオリンピックイヤー★
今月は少し趣向を変えて【外国人から見た日本人のお口の印象】をテーマに掘り下げてみようと思います!
日本人は世界一口臭がひどい!?
欧米社会では、あいさつ代わりに初対面の人と顔や体を寄せ合う文化があります。そんな社会的な背景も口臭ケアの意識を高めると考えられます。対して日本人の場合は、よほど親しくならない限り、他人のパーソナルスペースには侵入しないのです。そんな日本人の特性によって、口腔内ケアの意識が遅れてきたことが、歯周病を蔓延させてしまったということも見逃せません。
日本人の約8割が1日2回歯磨きをしているのに口が臭い
日本人は諸外国に比較して歯周病が多いという事実があり、厚生労働省の調査では、30歳以上の成人の8割以上に歯周病が見られるというデータが示されています。また、日本人は虫歯も多く、25歳以上85歳未満の人は、8割以上虫歯がある(または虫歯を治療した経験がある)ようです。
厚生労働省による調査では、「1日に2回歯を磨く」人は、49.8%、「3回以上磨く」人は27.3%に及んでいます。また、「1回磨く」人は18.3%でした。また、民間調査会社のライフメディアリサーチバンクが行った調査によると、1回の平均歯磨き時間は、1~3分という人が47.3%と最も多く、次に多いのが3~5分で33.8%でした。中には10分以上磨くという人も4.2%いました。
このデータから・・
日本人は決して口腔内ケアに対して無頓着ではありません!
口内ケアをしていながらこの現状が示しているのは、つまりは、口腔内ケアの方法が間違っているということに思います。
時間にこだわらず正しいブラッシング法を
【スウェーデン式ブラッシング法】をご存知ですか?
欧米人は、自分の歯並びやリスクに応じたケア方法をよく知っていて、自分に合ったケアグッズを選んでいます。
例えば・・『私の口腔ケアグッズは歯ブラシとフロスです』とか、はたまた別の方は・・『私は歯ブラシと歯間ブラシとタフトブラシです』とかetc
要するに日本では【歯ブラシの補助用具】と思われがちなケアグッズが主役級に並んでいます。それが、その人にとっての《一番ベストなブラッシング方法》だからです。
ベストな方法を知っていれば、歯の本数によっては時間は1分でも良いのです!
定期的な健診でプロのケアを
もちろん!ご自身で毎日・毎回・完璧を目指すのは難しいものです。どうしても・・ブラシの届かない箇所や、全身疾患による口腔内の変化もあると思います。
そこで登場するのが《私たち歯科衛生士です★》
皆さんのお口の中をよく観察させていただき、お話しをお伺いし、今、目の前にいらっしゃる方へのベストな口腔ケア方法をご提案させていただいています。
そして、機械的な清掃を行い、お口の中のバイオフィルム(←口臭の原因)を一掃いたします。
いかがでしたか?
歯ブラシは毎日のことです。一人一人に無理なく続けていただけるよう、私たちもご提案させていただきます。気になることがありましたらお気軽にお声かけください。
作成者:佐々木