お子様のお口ぽかんとしていませんか?

・アレルギー(鼻炎など)
・指しゃぶり
・唇が乾燥している
・食事を噛まない、噛めない

上記のような特徴があるお子様はお口ぽかんであることが多いです

お口ぽかんは歯並びや顔貌も変えます!

ちゃんと歯を磨いているのに着色がつく。笑うと歯肉が見えるのが気になる。前歯で厚さが薄いものが噛めない。顔のたるみが気になる。出っ歯が気になる。お口周りにはいろいろな悩みが付き物ですが、実はそれらの悩みはお口ぽかんや舌の位置が原因の一つでもあります。見た目の問題以外にも、いびきや口臭、虫歯や歯周病にもお口ぽかんや舌の位置は関わってきます。

詳しくは衛生士通信2021年3月号をご参照ください。

なぜ、お口ぽかんは歯並びや顔貌を変えるの?

歯並びを決めるのは、遺伝が2~3割といわれています。実際に歯並びに大きな影響を与えているのは口周りの筋肉のバランスです。

歯は舌筋、頬筋、口唇筋の均衡が保たれた場所に並びます。本来ならば、唇が閉じていることではを内側に押す力が働いていますがお口ぽかんの状態だとその力が働きません。舌が歯を外側に押す力のみが働き、歯が前に出されます。

すなわち、今口周りにお悩みがある方は口周りの筋肉を整えてあげるだけで歯が動いてお悩みを解決できる可能性があります。

なぜ、お口ぽかんは虫歯・歯周病と関係があるの?

お口ぽかんの状態は、口の中を乾燥させます。お肌も乾燥すると肌荒れを起こしますよね?それと同じで歯肉も乾燥で炎症を起こし、歯肉炎に繋がります。
また、歯磨きの前に口呼吸でいると歯についた汚れは乾燥してガビガビになります。硬くなった汚れは歯ブラシで落としにくいので、磨き残しが多くなります。磨き残しが多くなれば、虫歯になるリスクも歯周病になるリスクもあがります。

お口ぽかんはどうやって治す?

お口ぽかんは、ただひたすらに口を閉じなさいとお子様に伝えればいいわけではありません。なぜお口ぽかんになってしまうのかを考える必要があります。唇を閉じる筋力が弱い場合には、唇の筋トレを行います。鼻炎などで鼻呼吸することが難しい場合には耳鼻科に行ってもらうことから始まります。舌を出す癖がある場合には舌の本来の定位置を覚えてもらうために装置を使っていただくこともあります。
すぐに結果が出る治療ではありませんが筋トレや口周りの体操にはコストがかかりません。トレーニング自体はお子様でもできる簡単なものです。必要なのは、長期間ご家庭でトレーニングを続ける自主性と根気です。ご興味があればお気軽にお声がけください。

舌の位置やお口ぽかんはどうやって直す?

舌の正しい位置をご存知ですか?舌が口蓋についているのが正しい位置なんです。下の前歯の裏に舌の先端が付いていたり、後ろのほうに舌があるのは正しい位置ではありません。詳細は衛生士通信2022年11月号をご参照ください。

当院では、お口を閉じることや正しい舌の位置が継続できないお子様にプレオルソというマウスピースをおすすめしています!


¥35,000(税別)

プレオルソは、小児用マウスピース矯正です。

歯や、顎の骨、お口周りの正常な筋肉の正常な発育を促すための装置です。

10歳までの永久歯に生え変わる前に使うと効果が高いと言われています。

日中は毎日1時間以上(できるだけ長い間)使用します。この時出来るだけお口を閉じるようにします。おしゃべりは大丈夫です。

夜間は毎日使用します。プレオルソを入れたままお口テープを張るのもおすすめです。

お口ぽかんや舌の位置は長年でついてしまった癖です。直すのは根気がいりますが、装置がなくても、ご自宅で簡単に出来るトレーニングもございますのでご興味のある方はぜひご相談ください。

DH路川