根尖性歯周炎(根の先に膿が溜まっている)について

根尖性歯周炎という、歯の根っこの先に膿や炎症がおきる病気です。下の写真の真ん中の歯の根の先に黒い影が写っています。これは膿が溜まっていると歯科医がよく表現するものです。無症状の人もいますが、押すと痛い、噛むと痛いなどの慢性的な症状、ズキズキ眠れないという急性の症状も出ます。

治療法は被せものを外し、もともと神経があった空洞部分をよく消毒、殺菌して密閉し直すことです。左写真は治療直後、右写真は3年後となります。黒い部分がなくなり、周囲組織が再生したことがわかります。

●根尖性歯周炎の治療成功率は実は高くありません。多くがまた再発し再治療となってしまいます。再治療を繰り返せば歯の寿命もなくなり、最終的には抜くことになります。

●根管治療の専門医が日本にもいます。ですがあまり人数はいません。専門的技術を持った医師が治療して約80%の治療成功率です。一般の歯科医院では50%もないでしょう。

※提携している佐藤くみ歯科クリニックには月と木曜に根管治療の専門医の方が治療を行っています。場合によっては紹介させていただくこともございますし、患者さんからもご希望あれば紹介いたしますのでお気軽にご相談ください。