医科歯科連携とは?

梅雨が明け、酷暑が予想される夏がいよいよスタートしました!
健康診断の時期が過ぎて、結果を見て色々生活を見直しをされている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

医科歯科連携

医科歯科連携とは、患者さんに対して、医科と歯科が協働することで総合的な治療を提供する方法です。

例えば歯周病菌はお口の中で問題となるだけでなく、脳や心臓の疾患の原因となりますし、誤嚥性肺炎や糖尿病、低体重児出産や早産の危険を増大します。

医科歯科連携のメリット

症状が口腔内で出ていてもほかの部位に関連することがあり、身体の不具合から口に関連することもあるでしょう。

そんな時に医科と歯科の連携ができていれば、必要な情報を共有して患者さんにトータル的な診療を提供できます。

例えば・・・
・医科と歯科の連携で検査や投薬の無駄を省略できます
・情報が共有されることで医療提供がスムーズになります
・継続的で一貫した診療を受けることができます
・地域医療に貢献し、皆さんの健康に役立ちます

「生活習慣病と歯周病の関係」に関する詳しい情報は、衛生士通信2023年10月号をご覧ください

健康管理士一般指導員

この度、日本成人病予防協会【健康管理士】資格を取得いたしました!今年度6月からの保険改定では、医科歯科連携がより強固なものになりました。

日々診療室で患者さんと向き合う中で、お口のお悩み解決だけでは、患者さん一人ひとりのお悩み解決にはなっていないのでは?と考え資格取得を目指しました。

健康管理士について詳しくはこちらをご参照ください

お口は体をつくる入口です

お口は、食道・胃・腸へとつながる消化器官の入口です。

歯を失うと食べ物がしっかりと咀嚼されなくなり、栄養の吸収を妨げるとともに、胃腸への負担も高めてしまいます。

また、歯を失うと咀嚼だけでなく、嚥下・会話・姿勢など機能も低下していきます。

この度、健康管理士一般指導員資格取得のため、改めて全身とお口の学びを深められました。

今後は口腔内だけでなく、お一人おひとりの全身状態にも意識を向け、患者様に最適なアドバイスができるよう努めて参ります。

作成者:佐々木