丈夫な歯を作る「フッ素イオン導入」とは?

明けましておめでとうございます。

今年も皆さまのお口や身体の健康のため、精一杯お手伝いをさせて頂きたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

さて、今月の衛生士通信では、当院で行っているフッ素のイオン導入についてご紹介いたします。

フッ素イオン導入とは

フッ素洗口法やフッ素入りの歯磨き剤を使ってフッ素を取り込む方法もありますが、フッ素塗布よりも効果的にフッ素を歯に取り込むことができ、虫歯予防に高い効果を発揮します。つまり、効果的に丈夫な歯を作れます。

フッ素イオン導入の仕組み

フッ素は単体では不安定な元素です。フッ素だけだと取り込まれにくいのです。
フッ化ナトリウムを電気的に分解することでフッ素をイオン化させることが可能になります。

イオン導入の機器を使い、人体(歯)を一時的にプラス極性にさせ、マイナス電荷を帯びているフッ素イオンを人体(歯)に取り込みやすくします。

当院では、さらに歯質を強化するために、フッ素と併せて歯の成分であるハイドロキシアパタイトの塗布も行っておりますので、さらに効果が期待できます。

ハイドロキシアパタイトについては衛生士通信令和2年9月号でも紹介しております。

主に、永久歯に生え変わる時期のお子様への塗布が効果的ではありますが、歯ぎしりや食いしばりによって、エナメル質がすり減ってしまった大人の方への
虫歯予防としてもおすすめです。

ご興味のある方はスタッフまでお声掛けください。

作成者 北村