残暑が続く頃です・・・
紫外線や気温による体のダメージのケアを考えていきたいところです。
今回は、歯肉のダメージについてまとめてみました。
主な原因別 歯肉下がり
重度歯周病
細菌感染により、歯肉、歯槽骨(顎の骨)まで破壊されていきます。治療し、改善されても一度破壊された組織は完全には元には戻りません。
過度なブラッシング圧
長期間、過度なブラッシング圧で磨き続けると歯茎を傷つけ、歯肉退縮が起こります。さらに、歯まで傷つけ、すり減らし、知覚過敏の原因につながります。
歯ぎしり・食いしばり
歯ぎしりや食いしばりの習癖があると、歯と歯茎に過剰な負担がかかり、歯に亀裂や破折を招くだけでなく、歯肉にも炎症をもたらし、歯肉退縮を起こします。
改善・予防方法
1.歯周ポケットの定期的なクリーニング
当医院では歯周治療を終えた患者さんに、定期的なクリーニングをおすすめしております。
間隔は、その方の症状、改善過程などふまえてご提案させていただいております。歯周病で失ってしまった組織をさらに失わないための予防処置です。
2.正しいブラッシング圧
歯肉の状況を診て、歯ブラシの硬さや形状を指導いたします。
3.バランスの良い栄養素の摂取
体は食べたものからできています。治療で改善だけでなく、その後の再発しないための免疫づくりや、弱った歯肉を回復させる栄養摂取が大切です。
栄養が不足していると、根本から歯周病を治すことはできません!!
いかがでしたか?
今回は主に診療中によく見かける症例をもとに記載しました。原因は様々で、複合的に起こることもあります。また改善・予防方法も様々で、このほか再生療法などもあります。気になる方はご相談ください。
作成者:佐々木