フッ素で虫歯リスクを下げる歯みがき法「イエテボリテクニック」とは?

2019年5月8日NHKの人気番組「ガッテン!(旧:ためしてガッテン)」で、「虫歯リスクが激減!?発見!新★歯みがき法」という内容が放送されました。

ここで紹介されたスウェーデンで発見された歯みがき法「イエテボリテクニック」は、当院:佐藤デンタルクリニックでも10年以上前から推奨してきた歯みがき法です。

口をゆすがない!?フッ素の力を最大限引き出す歯みがき法

この「イエテボリテクニック」は、歯磨き粉に含まれる成分フッ素の力を最大限に引き出すことで、虫歯を激減できるという歯みがき法です。

番組の調査によると40代の日本人はほぼ100%が虫歯である一方で、スウェーデンは、この「イエテボリテクニック」の効果なのか、20%程度まで低いと紹介されています。

一体どのような歯みがき法かというと、単純明快で「歯磨き粉で歯を磨いた後、口をゆすがない」という方法です。

ゆすぎ回数が少なければ少ないほど、口内のフッ素濃度は高く保たれるため、虫歯の原因となる「酸」を跳ね返すバリアができる、ということです。

子どもは控えるべき~フッ素の人体への影響

このスウェーデン式「イエテボリテクニック」の歯みがき法は、私たち佐藤デンタルクリニックでも10年以上推奨してきている歯みがき法です。

ただし、子供には推奨をしていません。

何故かというと、それで番組内でも触れられていたように、「大量のフッ素は人体に悪影響がある」と考えられているからです。

歯磨き粉レベルであれば大人が歯みがき粉のフッ素量で健康面で危険に陥る可能性は極めて低いですが、体の小さい子供の場合は大人に比べリスクが高いのです。

番組でも「イエテボリテクニックは12歳以上が対象」と紹介されていました。

あとは何より、私たち日本人にとって、最初は慣れるまで口をゆすがないと気持ち悪い、というのがあると思います。

ですので皆さまも是非、無理のない範囲でこのイエテボリテクニックに挑戦してみていただければと思います。