【関連記事】免疫とは?(2019年4月号)
今月は、免疫力アップのためのお話です。
腸は消化、吸収、排泄をおこなう器官ですが、実は腸内には免疫細胞が7割いるのです。
腸活をすると免疫細胞が活性化し免疫が上がります。
歯周病は炎症反応です。体内の炎症性反応がある人はまず、小腸を整えなければなりません。
歯周病と免疫力
免疫とは細菌やウイルスが体内に入ってきた時に、それを異物とみなし排除し、身体を守る働きのことです。
免疫力が低下すると風邪や病気になりやすくなりますが、口の中も例外ではありません。
免疫力が落ち、歯周病菌の影響がそれを上回ることで、歯周病菌が増殖していきます。
そして歯を支える骨へ悪影響を及ぼします。
歯磨きや歯科医院でのケアと合わせて毎日の食生活の中で免疫力を高めていきましょう。
腸内環境を整えるには…
善玉菌の仲間を入れること、善玉菌のエサになるものを入れることがポイントです。
(1)善玉菌の仲間を入れる(プロバイオティクス)
↓
乳酸菌
植物性乳酸菌→納豆、漬け物、麹、甘酒、キムチ、みそなど…
(2)善玉菌のエサになるものを入れる(プレバイオティクス)
↓
食物繊維
水溶性食物繊維→ 腸に停滞している老廃物を洗い流す (毎日とりたい)
海藻類、なめこ、アボカド、モロヘイヤ、オクラ、長いも、里芋、もずく、めかぶ、ひじき、大麦
不溶性食物繊維→便のかさ増し、ぜん動運動活性化、有害物質を体外に出してくれる
葉野菜、豆類、玄米、さつまいも、じゃがいも、キノコ類、タケノコ、大豆、キャベツ、レタス
※水溶性に不溶性を組み合わせると効果的です。
*腸内細菌の悪玉菌は動物性たんぱく質を好みます。外食や市販のお弁当ばかり食べていると、腸内の悪玉菌が増えて、乳酸菌などの善玉菌が減っていきがちになります。気をつけましょう。
いかがでしたか?
腸内環境を整える乳酸菌や食物繊維を摂取することで免疫力アップに繋がります。
毎日の食生活で少しずつ取り入れてみてはいかがでしょうか?
また、食事に加えて運動も重要です。腸まわりの筋肉を鍛えると下がる腸を固定できます。
姿勢や呼吸なども意識してみましょう。
作成者:北村