食べ方と歯科、全身疾患の関係

【食育】という言葉を知っていますか?
食育とは、良い食べ物を良い食べ方で食べることを知識として学ぶことです。
食べ方を知ることで大切な歯、身体の健康を守ることができるのです。

今月は、食べ方と歯科、全身疾患がどのような関係があるかをお話します。

こんな食べ方をしていませんか?

〈現代人に多い食事〉
・お腹を満たすだけの食事
・炭水化物過多の食事
・噛まないで済む食事

このような食事をしていると…

歯を失うリスクが高くなります!

噛まないで食べることが続くと、口の周りの筋肉が衰え、食べこぼし、むせ、食欲低下、口腔乾燥など症状にもつながります。
このような症状が、実は全身疾患の始まりなのです。

歯を失い口腔機能が低下すると、食べるものが変わり、栄養の偏りや食生活に乱れが生じ、その結果、肥満・高血圧症・糖尿病を引き起こすのです。

6つの「こ食」問題

・孤食 : 一人での食事
・個食 : 家族が揃っているのに、食べるものがバラバラ
・固食 : 好きなもの決まったものしか食べない
・粉食 : 粉を使った主食を好んで食べる
・小食 : 少しの量しか食べない

近年、生活習慣病を患う子供が増えています。この背景には「こ食」が問題視されています。

人生の基礎(健康、好き嫌い、肥満、アレルギーなど)は幼少期の食事が大きく影響します。
つまり、家庭での食べ方を見直すことで、健康は守れるのです!

☆一日の食事で、赤、黄、緑の食材をバランス良く取り入れられるようにしましょう!
☆家族揃って一緒に食事をしましょう!

正しく食事をすることは、ご家庭でできる治療です。

食べ方を変えることで、歯を失うリスクを下げること、未来の健康を守ることが出来ます。
未来の健康のために、食生活を見直してみてはいかがでしょうか?

作成者:北村