口内炎の種類

いよいよ本格的な梅雨入り・・湿度ジメジメで鬱陶しい季節ですね。

お口の中で発生すると鬱陶しい・・口内炎!!今月は口内炎についてです。

口内炎には種類がある

アフタ性口内炎


赤く縁取られた白っぽい小さな潰瘍。一般的な「口内炎」と呼ばれるもの。1~2週間で自然治癒する。

原因:免疫力の低下や、ビタミン不足

カタル性口内炎


粘膜が赤くなって炎症を起こすタイプ。アフタ性と違って丸い出来物が出来ないことがあり、気が付きにくい。

原因:粘膜を咬むなどした傷ややけど、むし歯菌や歯周病菌、ビタミン不足

ヘルペス性口内炎


単純ヘルペスウイルスに感染することで起こる。小さな水ぶくれが生じる。水ぶくれが破れて潰瘍になると強い痛みが生じる。

原因:単純ヘルペスウイルスの感染。健康な状態で潜伏していて自覚症状はありませんが、免疫力が低下するとヘルペス性口内炎として発症する

カンジダ性口内炎【偽膜性】


健康な人にも常在する菌であるカンジダ菌が原因。偽膜性は白い斑点や膜のようなものが粘膜に付着する。ガーゼでふき取ることが可能。

原因:口の中をはじめとする常在菌で、健康な時に症状が出ることはほとんどありません。しかし、免疫力の低下や特定の薬を使用したことによって常在菌のバランスが崩れるとカンジダ菌が増殖し口内炎を発症する。

カンジダ性口内炎【萎縮性】


粘膜に赤みやヒリヒリした痛みを伴う。カンジダ菌は入れ歯の素材に吸着しやすく、入れ歯は粘膜と付着面が大きいため、高齢者に多い口内炎。

ニコチン性口内炎


喫煙者に起こる口内炎。粘膜や舌に白い斑点が出来るのが特徴。禁煙をすると数週間で消失する。

原因:ニコチンによる刺激や、タバコの煙の熱などが刺激になることが考えられています

いかがでしたか?

口内炎と言っても種類があり、それぞれ原因・症状・治療方法が異なります。
原因を取り除けばほとんどの場合1~2週間程度で治まりますが、治りにくい口内炎は口内炎以外の病気が隠れている場合もあります。

気になる症状がおありの方は、是非一度ご相談ください。

作成者:佐々木