ダイレクトボンディングという治療について

ダイレクト(直接)に歯にレジンを接着して修復(ボンディング)するという治療法です。保険治療ではCR(シーアール)などと呼びます。

海外ではかなり流行っており、インスタグラムなどでも流行しています。

物性はレジンであるため、セラミックや金属に比べれば劣ります。ただし長持ちしないということではありません。比較的安価にできるという点が海外で人気を博している理由といえます。術者の技量依存が強く、上手い下手で差が出てしまう治療でもあります。

これは私の歯です。

赤い丸線は学生時代に治療し15年ほど経過したものですが、2次カリエスと呼ばれる虫歯がありました。

当時の大学病院で治療を受けました。上から見ただけではわからないと思います。他にも青い丸線部位にも新たな虫歯ができてしまいました。

虫歯を削った後がこちらです。結構穴が大きく開いています。

神経までギリギリでしたが痛みなどの自覚症状は全くありませんでした。

本来、歯はとても痛みに強い構造をした臓器です。痛み出してからでは遅い、と歯科医院でよく言うのはそのためです。

治療後です。

前とほとんど変わらず形態を回復できていると思います。

この治療法はどこの歯科医院でもできる治療ではないのですが、本当に上手な先生はこのように滅茶苦茶に上手なので、歯科医院を選ぶ際の一つの参考にしてもいいかもしれません。

【写真提供】取手市 坂寄歯科医院 三木雄斗先生