今月の衛生士通信は「歯の変色」についてのお話しです。
いつまでも芸能人のような美しい白い歯で過ごしたいですよね!原因を知って対策法を見ていきましょう。
そもそも歯が変色する原因とは何なのでしょうか?
大きく分けて、歯の外側から着色する外因性のもの、歯の内側から変色する内因性のものに分けられます。
外因性のもの
飲食物の色
・一般的にステインと呼ばれる
・コーヒー、お茶、カレー、ケチャップのような色素の濃いものは着きやすい傾向
たばこのヤニ
・たばこにはタール(ヤニ)が含まれ、ヤニはステインよりもべったりとこびりつき、取れにくいのが特徴
内因性のもの
テトラサイクリン歯
・茶やグレーの縞模様が特徴
・まだ歯が完成していない時期に抗生物質の一種【テトラサイクリン】を服用すると歯に全体的に現れることがある
※現在ではそのようなタイミングでのテトラサイクリン処方はされていません
失活歯(神経のない歯)
・強くぶつけてダメージを受けた歯や、神経のない歯はだんだんと全体が黒ずんでくる
加齢
・歯のエナメル質の内側にある象牙質は、加齢とともに厚みを増してきます。象牙質は黄色っぽいため、厚くなると歯が黄色く見えるようになってきます。また、エナメル質は年数が経つに連れてだんだんと薄くなってきますので、歳をとると歯が黄色っぽく見えるようになります。
歯の変色に対する対策
外因性に関しては、日々の生活で気を付けることが可能です。例えば、着色の原因になる食品を控えてみる、たばこを控えてみるなどです。
内因性に関しては、【ホワイトニングをする】、テトラサイクリン歯は【ラミネートべニア】、失活歯は【セラミックを被せる】など対策はさまざまです。
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いかがでしたでしょうか?
歯の変色と言っても、上記のように原因はさまざまです。
原因によって対処法が全く異なりますので、歯の色が気になっている方はぜひ一度ご相談ください。
作成者:佐々木