咬合崩壊で失われた口腔機能を義歯とインプラントで回復した症例

術前、術後の写真

術前のレントゲン写真

奥歯に嚙むところがないので、食事を楽しくするために奥歯を入れたい。
という思いの患者さんでした。入れ歯をかつて作ったことがあるけれど、絞扼反射(オエっとなる)ので使ってなかったそうです。
インプラントと反射の少ない快適な義歯を計画しました。

人間のかみ合わせにはオレンジの線で示したような湾曲があります。残った歯がしっかりと機能するかみ合わせを得るにはこの曲線に合わせたかみ合わせを作らなくてはなりません。まずはちゃんと噛めるようにするため、邪魔になる歯を抜歯します。

インプラント埋入後のレントゲン写真

抜歯して、インプラントを4本埋入し、曲線に沿うため長さの長い歯のかぶせ物をやりかえたり、神経の治療などを行いました。

インプラント直後

義歯の写真

異物感の少ない義歯の設計を考え、口蓋という上顎の舌が普段接している場所をくり抜いた形の義歯を作製しました。異物感が出てしまう部分を薄くするため金属の入れ歯としました。

治療終了時

※治療費 約180万円(自由診療のみ)
※義歯を支えている歯は負担が増すため将来的に作り直しや修理が必要となることがある。
※インプラントは歯周病になると予後が悪くなるので定期的なケアが必要

患者さんは大変喜んでくださいました。