夏は虫歯になりやすい?!
暑い夏になると、ついつい冷たいジュースや炭酸飲料をごくごく飲んでしまいますよね。
それ、歯にとってはよくないことです。ダラダラ長時間ジュースや炭酸飲料を飲んでいると、口の中が酸性になっている時間が長くなってしまい、歯が溶けて虫歯になってしまいます。
下のグラフをみると、ちょこちょこ甘いものを摂取していると一日一回だけおやつを食べている人と比べて、脱灰(=歯が溶けること)回数が多くなっていますよね。
甘いジュースはおやつの時だけのむなどだらだらと飲まないようにする工夫が必要です。ですが、同時にこの時期は熱中症にも気を付けなければならないのでお茶やお水でしっかり水分補給をしていきましょう。
ご自身の歯に思い当たる所はないですか?
上の画像のような白濁は、初期う蝕といって治療をすることはあまりなく、経過観察をすることが多いですが虫歯の仲間になります。
ブラッシングが行き届いておらずにこのようになってしまうケースもありますが、だらだらと長時間甘いものを摂取していることが多い方には右上の画像の方のようにほとんどの歯に初期う蝕がひろがっていることもあります。
上の矢印の黒くなっているところは進行してしまった箇所になります。
赤ちゃんも虫歯に注意!
暑い夏は熱中症対策で哺乳瓶に、イオン飲料などを赤ちゃんに持たせるお母さんお父さんいらっしゃいますが、気を付けなければならないのが哺乳瓶う蝕(=ボトルカリエス)です。
哺乳瓶を長時間咥えたまま就寝させてしまうと、口の中に飲料物が残ってしまい、下の画像のように上の歯に深刻なエナメル質欠損をもたらします。
いかがでしたでしょうか?
当院では、初期う蝕に対して歯質強化による虫歯進行予防を目的としたフッ化物塗布なども行っていますので、気になることがあればいつでもご質問ください。
DH 路川