おはな保育園での歯科検診

2021年6月30日(水)に「おはな保育園(茨城県古河市横山町2-16-6)」において歯科検診を行いました。

今回の歯科検診では、前回に引き続き虫歯の有無や口腔環境に加えて、口腔機能についても診査させて頂きました。

口腔機能とは、生きるために必要な「食べる」「呼吸する」「話す」ことです。

これらがしっかりと発達しないまま成長してしまうと、口呼吸などにより虫歯や歯周病に罹患しやすくなり、歯並び、脳や身体の成長にも悪影響を及ぼすことが近年問題視されています。

検診結果としましては、虫歯に罹患しているお子様は少なかったのですが、口腔機能発達不全が疑われるお子様が全体の1~2割ほどいらっしゃいました。

対象のお子様には、簡単なお口のトレーニングあいうべ体操などを行うようお勧めいたしました。

※口唇閉鎖不全症~通称【おくちポカン】とその対策【あいうべ体操】に関する詳しい説明はこちらをご覧ください。

また、乳幼児のクラスではなかなかお口を開けてくれないお子様も見られました。

おうちでの歯ブラシも苦戦しているのではないかと感じましたので、そのようなお子様には、無理にお口を開けさせるのではなく、頬や唇をやさしくタッチをしてスキンシップを積極的に行うことから始めることが大切だということもお話させて頂きました。

口腔機能は生涯を通してとても大切なものなので、機能の発達・維持のためにも、すべての方に対して、日常的に口まわりの筋肉を積極的に動かすことや刺激を与えることをお勧めいたします。